厚生労働省

知って、肝炎

活動報告

2022.07.29「元気で長生きに。自分のため、みんなのために、ヒップホップダンスで健康になろう!」杉良太郎 健康行政特別参与が青森県十和田市を訪問

7月29日(金)に、健康行政特別参与の杉良太郎氏が青森県十和田市を訪れ、十和田市の小山田市長、65歳以上の高齢者ダンスチームとして十和田市で活動中の「YDK65」のメンバーと健康対策について懇談を行いました。

■「元気で長生きに。自分のため、みんなのためにヒップホップダンスで健康になってほしい。」

懇談の中で杉氏は、「なぜ私が、全国にシニアダンスチームを作るのか?それは、歳を重ねても(なるだけ医者に頼らずに)元気で長生きをしてもらいたいと思っているからです。その上で、高齢者が元気で長生きをするためには、ダンスにチャレンジすることが重要だと感じています。自分のために、みんなのために、ヒップホップダンスで健康になってほしい。(YDK65には)十和田市内の色々な行事等で、ダンスパフォーマンスをして頂きたい。皆さんのパフォーマンスを見ているお客様を楽しませ、元気を与える。そんな存在になってほしい。」とYDK65に熱いエールを送りました。

■「症状が出ていないから検査の必要がないと思ってしまう。それが肝炎の大きな落とし穴です」

杉氏は「2019年に青森県庁を訪れ、肝炎をどうしたら撲滅できるのかなど、知事や専門医と肝炎対策を行いました。現在では、C型肝炎は、飲み薬でほとんど完治できる薬があります。肝臓は”沈黙の臓器”と言われ、自覚症状がほとんどありません。症状が出ていないから検査に行く必要がないと思ってしまう。それが肝炎の大きな落とし穴です。(感染していることに気がつかず)放置していると肝硬変や肝がんに進行してしまう、恐ろしい病気です。だからこそ、先ずは検査を受けてほしい。」と肝炎ウイルス検査の受検の大切さを訴えました。

■「受験者数を増やして、健康で安心した生活が送れるよう取り組んで参ります。」

懇談を受けて十和田市小山田市長は、「(十和田市では)平成元年度より肝炎ウイルス検査を無料としています。それまでの受検者数は年間80人程度でしたが、無料化後は、約1,000人に増加しました。引き続き、受検者数を増やしていき、(市民が)健康で安心した生活が送れるよう取り組んで参ります。 」と述べました。

■「地域活性化のために始めたことが、今では自分たちの健康のためになっている」

YDK65代表の山端氏は、「私がヒップホップを始めたきっかけは、子どもたちに夢を与えたいと思ったからでした。当初は、地域活性化になるためにと思って始めたことが、今では、自分たちの健康のためになっているように感じています。今回、杉さんにお会いできるなんて思ってもいませんでした。ステージに立てるよう頑張ります! 」と意気込みを語りました。

日時:2022年7月29日(金)
開催場所:十和田市役所
出席者:厚生労働省 健康行政特別参与 杉 良太郎 氏
十和田市長 小山田 久 氏
「YDK65」 メンバー(代表メンバーが参加)